映画「プロヴァンスの贈りもの」 あらすじと感想(多少ネタバレあり)美しいプロヴァンスの魅力を堪能できる

今日ご紹介させていただくのは、ラッセル・クロウ主演2006年に公開された映画、「プロヴァンスの贈りもの」です。

created by Rinker
¥1,528 (2024/06/14 11:53:14時点 Amazon調べ-詳細)

もともと私は南仏プロヴァンス地方に憧れがありました。

この映画を観て、プロヴァンスの魅力の虜となり、実際に旅をすることにもなりました。

自然豊かな美しい風景と、美味しそうなお料理に、ワインと、人生の喜びを味わうことの映画です。

 

YouTubeの予告編は主人公マックスが、ロンドンの証券会社で金融トレーダーとして働く場面です。

あらすじ

ラッセル・クロウ演じるロンドンの金融トレーダー、マックスは、証券会社で多忙な日々を送っていました。

ある日、マックスのもとへ、南仏シャトーでワインの醸造を行なっている叔父ヘンリーの訃報が届きます。

叔父の持つ土地を相続することになったマックスは、土地の売却のための手続きを取ります。

しかしマックスが叔父の土地を訪れた時、少年時代に遊んだ思い出が蘇ってきました。

叔父と過ごした日々を思い出し、トレードを通じて「勝つこと」にこだわり続ける日々に、マックスは疑問を感じます。

ロンドンでの喧騒を離れ、南仏でしばらく過ごすうちに、マックスは一人の女性と恋に落ちます。

叔父ヘンリーと過ごしたワイナリーを高値で売却するために奔走していた主人公のマックスですが、プロヴァンスで休暇を過ごすうちに、人生で本当に大切なものは何かに気づきます。

一旦は土地を売却したものの、マックスは、少年時代から得意であった叔父の代筆により、叔父になりすまして遺言の手紙を書き、そこにヘンリーの隠し子であるクリスティに土地を譲ることを記述します。結果、売却は無効となります。

クリスティはそれがマックスの代筆であることに気づいていました。

最終的にマックスはぶどう栽培からワイン醸造までを手掛けるデュフロ夫妻と、クリスティ、そしてプロヴァンスで結ばれたファニー・シュナルとともに、叔父の遺した土地で喜びに満ちた生活を送るようになります。

感想

ストーリーはシンプルで、全体的にほのぼのとした作品です。

南仏プロヴァンスの文化を堪能したい方には、一番お勧めの映画です。

とにかく映像が美しいので。

人生は勝ち負けではない、本当に大切なことがあると教えてくれるこの映画は、ディズニーアニメ「カーズ」にも通じるものがあります。

この映画を観た後、私は実際に南仏プロヴァンスのリュベロン地方を旅して、舞台となったゴルドのレストラン「LES CUISINES DU CHATEAU」でもお食事をしました。

 

料理やワイン、インテリア、ファッションなど、五感に触れるものを幸せで満たすフランス人の生き方からは、生きる上で本当に大切なことを学べます。

日本人は侍のハラキリ、第二次世界大戦時の特攻隊などの歴史から分かるように、他者のために自己犠牲的になりがちです。

一方でフランス人は、フランス革命以降、労働者階級の人たちが自分達の権利を主張し、人生の自由を勝ち取ってきました。

今日でも権利を主張する市民たちによるストライキはフランスで日常茶飯事のように起こっております。

もちろん両国の文化には一長一短あり、どちらか一方が完全に正しいとは言えません。

しかし、誰かのために自己犠牲的に生きていて幸せを感じられない方は、フランス人の個を大切にする生き方から学ぶべきことはあるはずです。

フランス的な幸せを感じられる映画は、この作品が一番だと思います。

created by Rinker
¥1,528 (2024/06/14 11:53:14時点 Amazon調べ-詳細)

南仏プロヴァンスにぶどう園を所有している同映画の監督リドリー・スコット氏は、30年来の友人である「南仏プロヴァンスの12ヶ月」で有名な作家のピーター・メイル氏に、希少ワインの噂話を持ちかけたそうです。

その話をもとにピーター・メイルが小説を執筆し、スコットが映画を作ることになったという経緯があります。

ピーター・メイルの小説「南仏プロヴァンスの12ヶ月」も一緒に読むことで、南仏プロヴァンスの魅力をより深く堪能できるでしょう。

南仏プロヴァンスの12ヶ月 ピーターメイル あらすじと感想 多少ネタバレあり パスティスが飲みたくなる

 

Ayacoライター
アラフォー独身おひとり様女。10代の時、世界文学を読み漁るうちに、日本の学校教育で教わる生き方との矛盾を感じる。進路に悩み、高校の普通科を1年で中退。 通信制高校に編入し、同時に大検(現在の高卒認定資格)を取得して美大へ入学。在学中にフリーランスのグラフィックデザイナーとして起業。その後、Web制作会社でディレクターとして勤務後、大手広告会社のライターを経て2度目の起業。 30代半ばに、美大へ進学するきっかけとなった、印象派時代のフランスの画家達が過ごした聖地を旅する。 地方在住のアラフォーになり、コロナ禍をきっかけに、学生時代からの夢であった、知的探究心の向くままに世界の文学に触れる日々を過ごしている。 オフィシャルサイトはこちら
ABOUT US
Ayacoライター
アラフォー独身おひとり様女。10代の時、世界文学を読み漁るうちに、日本の学校教育で教わる生き方との矛盾を感じる。進路に悩み、高校の普通科を1年で中退。 通信制高校に編入し、同時に大検(現在の高卒認定資格)を取得して美大へ入学。在学中にフリーランスのグラフィックデザイナーとして起業。その後、Web制作会社でディレクターとして勤務後、大手広告会社のライターを経て2度目の起業。 30代半ばに、美大へ進学するきっかけとなった、印象派時代のフランスの画家達が過ごした聖地を旅する。 地方在住のアラフォーになり、コロナ禍をきっかけに、学生時代からの夢であった、知的探究心の向くままに世界の文学に触れる日々を過ごしている。 オフィシャルサイトはこちら